自作系のPC動画等で使われているベンチマークは確実に一つの指標になりますが、GPUの使い方によってはもう少し明確に知っておきたい機能やアーキも出てきます。
その中の一つに、並列処理の一端を担う「オーバーラップ」があります。
オーバーラップは制御系を設計する上では重要なファクターになってきますが、実はあまり明確にうたわれていなかったりします。
もはやこちらではGPU=CUDA(NVIDIA)となってしまっていますが、CUDAで言えば、cudaDevicePropの「deviceOverlap」、「asyncEngineCount」、「concurrentKernels」あたりの属性がそのあたりになります。
CUDAはこのあたりの違いを意識せず透過的に使えるところがメリットでもありますが、逆にこのあたりの違いをキッチリ見極め、条件が合えばさらに効率的な制御がおこなえるような設計を心がけておくと、あと数年は良いことがありそうですよ。